違和感!◆ハワイ島7日間 未来日記<1日目>

私は東京の某広告代理店で9年働くOL。

 

毎日行きも帰りも満員電車に揺られ、

 

スマホのゲームでこのストレスフルな状況を紛らわせている。

 

この電車の中には、果たして心を持った人間はいるのか?

 

毎日こんなことを心の中で問いかけていた。



東京のゾンビと化していた私をよみがえらせてくれたのは、

 

大好きなモデルの長谷川潤ちゃんの存在。

 

彼女の生まれ故郷のハワイ島を見てみたいのと、

 

彼女に少しでも近づきたいというミーハーな気持ちから、

 

ワイ島の旅を探していたら、この旅に出会った。



悪いことじゃないとわかっているのに「休むこと」は怖い。

 

会社に迷惑かけるの悪いし、みんな有給取ってないし…

 

9年もの間、ほぼカレンダーどおりの休みだけだった私は

 

1週間の休みを取ることを恐れて、旅に出ることを悩んでいた。




そんな臆病で腰が重過ぎる私とは対極タイプの

 

自由奔放・天真爛漫な旅慣れしている友達にいわれたこの言葉。



「自分が経験したことのない旅はすべて価値があるものになるんだよ。

 

一生かけても地球上すべての人に会えないのはわかっているから、

私は1人でも多くの人と出会って、いろんな土地を訪れたい。

 

せっかく与えられた身体と人生を、魂が喜ばないことに使うのは勿体ない。」

 

脳天に雷が落ちた。

 

”もしかしたら、何かが変化するかもしれない”

 

今までうじうじ悩んでいた不安要素は吹っ飛び、私は参加を決心した。




”時間は取り戻せない。”

 

”BetterではなくBestを選べ”

 

この当時迷っていた私に、そして同じ境遇にいるあなたに送る言葉だ。




4月12日

 

8時間のフライトを経て、カイルアコナ空港に到着。

 

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飛行機のドアが開き、大きく外に一歩踏み出す。

一瞬目が眩んだ後に、私を歓迎してくれたのは、

力強くまっすぐに熱を届ける太陽と、何にも遮られていない自由なおっきな空。



思わず目一杯両手を広げて、身体の隅々にまで行き届くように、

思いっきり空気を吸い込み、そして天を仰いだ。

 

目には見えない巨大な生き物とハグしたようなあの感覚は、

子供の頃に母親に”ぎゅっ”と、抱きしめてもらった時の安心感と似ていた。

 

日本の空が中間色だとしたら、

ワイ島の空はいかにも”南国”といった感じの、濁りのないビビットなブルー!

 

この空に負けないくらい、色鮮やかに咲く花々が、

甘い香りを漂わせて、私に嬉しそうに挨拶をしたように見えた。

思わず微笑んだ。

 

優しく頰を撫でる暖かな風にフライトの疲れを癒され、

キラキラ笑顔のロコと呼ばれる現地民のお出迎えで、元気をもらった。

ただ、その土地に到着しただけで、不思議なくらい、なんだか嬉しくって・・

 

 

“ハワイはどんな私も迎え入れてくれる”

 

私は飛行機を降りて数分のうちに、ハワイ島の魅力で胸がいっぱいになった。



 

空港に降りてまず私が驚いたこと。

 

それは・・・

 

 

 

 

 

空港が小屋!!!笑

 

壁は無くて屋根の面積もほとんどない!!!笑

 

 東京の慣れしている私からしたらかなりの衝撃だった。

 なぜかこの空港を見ているだけで肩の力が抜ける。笑

 

ここでは私の『常識』や『普通』といった言葉は通用しないようだ。

 

これからこの島は私にどんな驚きの景色をみせてくれるのだろう?

 

私は心が踊った。

 

 

待ち合わせ場所である空港外の荷物受け取り場で、

この7日間の旅を共にする〝仲間〟たちと合流をした。

 

『何かを見つけて持ち帰りたい』

 

同じ思いを持ってこの地に引き寄せられたこのメンバーと

は、きっと何か深い縁があるに違いない。



宿へ向かうまでの道のりでは、

 

元気一杯の花々や、パパイヤ、バナナ、マンゴー…

 

東京じゃ絶対に育たない南国のフルーツの木が、

民家の敷地で生い茂っていて、

窓を開けると一気に花やフルーツの香りが車内に充満し、

ハワイという楽園にいることを更に強く実感させてくれた。

 

車に乗って外の風景を見ているだけで、

こんなに目を輝かせている自分が子供のようで、思わず笑ってしまった。

標高約500M、森に囲まれた静かな場所に建つ木造二階建ての立派な一軒家に到着。

 

中に入ると、私の部屋と同じくらいの大きさのキッチンスペースは、憧れのアイランドキッチン!

 

みんなで楽しく料理をする光景が浮かぶ。

 

ベランダには長い木製のダイニングテーブルがある。

 

ここからは、コナの海に夕日が沈んでいくのを眺めながら食事をすることができる。

 

まるで高級リゾートホテル、それ以上だ。

 

寝室にはこちらにも憧れのアメリカサイズのドカンと大きなベッド。

 

小柄な私がベッドにダイブすると、その大きさは面白いほど際立つ。

 

リビング、キッチン、寝室、バスルーム、すべての窓から見えるのは緑と空と海と太陽のみ。

 

東京は人工物のなかにある緑を探すのに苦労するのに、

ここでは景色の中から人工物を探すことのほうが難しい。



あぁ。

なんて美しいんだろう。

 

 

私はしばらく窓の外を眺めていた。

 

こうやって何も考えずに、感情に浸ることはいつぶりだったのだろう?

 

ここではいつもの私でいる必要がない。

 

それだけで心も身体も軽くなった。

 

思う存分に何度も何度も深呼吸をした。

 

そのたびに私が少しずつ生き生きしていくのを感じた。

 

とってもシンプルなことを忘れていたなぁ。




ぼーっとそんなことを考えていたら何時間も過ぎていたようだ。

 

夕飯は軽く済ませて、明日に備えて早く休むことにした。

 

コッキー

コッキー

 

ワイ島名物のコッキーフロッグのなんとも言えない癒しの鳴き声。

 

今ここにいるという幸福感と充実感に包まれて、

私はハワイ島の夜に吸い込まれていった。

 

 

 

2019年4月12日〜4月18日

ワイ島7日間 変容の旅 開催!【募集終了】

次回は9月末〜10月を予定しています🌈

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