コナコーヒー農園◆ハワイ島7日間 未来日記<3日目>

4月14日

 

 

私たちが滞在する山の中腹を、そのまま南へ15分。

くねくねした細い山道が続く。

 

なんだか懐かしい気持ちになる、古き良きハワイの街並みが残る年季の入った道。

見慣れない形をした錆びたスクーターがオブジェのように置かれている様子や、

年月を重ねた建物の様子からローカルに大切にされてきた地域なのがよくわかった。

 

背の低いひょろっとした木が綺麗に並ぶ風景が広がるこの辺りは、海抜500メートルの『コナコーヒー ベルト』と呼ばれる地域。

コナコーヒー農園や直売店が密集している。

 

日本ではコナコーヒーブレンドのSサイズは、600円近くで売られているいわば高級コーヒー豆だ。

【コナコーヒーが高価な理由とは?】

 

木で出来たトンネルを抜けると、手作りの大きな看板が私たちを出迎えてくれた。

 

村松農園】

 

申し訳なさそうに『小』という感じが書かれているこの看板から、農園の主の腰の低さがわかった。

 

可愛らしくブロックを積み上げたゲートを潜って、急な坂道を一気に上がると村松さんご夫婦が弾けるような笑顔で出迎えてくれた。

 

 

初対面なのに『ただいま〜!』と言いたくなってしまうような、

アットホームな雰囲気で迎え入れてくれるのがとっても嬉しく、

私たち全員の表情に明るく花が咲いた。

 

ハワイ全体のこのwelcomeな雰囲気が私は大好きだ。

 

目が合うと、にっこりと笑って誰でもalohaと声をかけてくれる。


なんだか分からないけど、心がゆるまり、私を安心させてくれる。


ぎゅっと固くなっていた私のツボミが、自然と簡単に開いていく…本当に不思議な力がある島だ。

 

農園内にはコーヒー以外にもバナナやカカオ、実が木になる不思議なジャボチカバなど、様々な植物が農園を彩っている。

 

それと、存在感大!の鶏たち。

愛情をたんまり受けて元気いっぱいに育った鶏は、とても美味しい卵を産んでくれるようで、農園で卵の販売もしていた。

 

ローカルのお客さんはスーパーで買った卵の容器を持ってきて卵を持ち帰るのだそう。

エコが根付いているあたりもさすがハワイだ。

 

農園散策の後に通していただいたテラスは、カイルアコナのキラキラと輝く海と、コナコーヒー 畑が一望できる特等席!!

 

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海から上がってくる軽やかなコナウィンドウに頰を優しく撫でられ、丁寧に淹れていただいた100%コナコーヒーをいただく。

 

んー!✨

美味しい!😍

 

鼻腔に広がる南国のフルーティーな香りに、酸味とほのかな苦味のバランスの良さは、飲みやすく上品な味わいで、コーヒー好きの私はコナコーヒーの虜になった。

 

エネルギー豊富な溶岩大地で育ったこのコーヒーはどんなエナジードリンクよりも、私を元気にしてくれるに違いない。

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この農園は、前の農園オーナーから、村松さんに引き継がれてから無農薬栽培をスタート。

 

薬に頼って育ってきたコーヒーの木たちは、最初は自力で実をつけるのが困難な状況だったところ、夫婦二人三脚で愛情をじっくりじっくり注いで育てた結果、今では自力でたわわな実をつけるまで、力強く成長したそうだ。

 

アウェイな海外に出て夢を叶えるには、私が想像すらできない規模の壁が立ちはだかっていたんだろうと思うと、村松さんご夫婦の笑顔はより一層眩しいものに見えた。

 

逃げ出さずに、向き合って夢を叶えるって本当にすごいことだとおもう。

 

新しいことをはじめる瞬発力と勇気。


自分にとって知らない世界へ一歩踏み込むことは、わくわくの気持ちと恐がるような気持ちと両方あるんだろう。


わくわくするから進みたくなる。

恐いからやめたくなる。

でも恐いと、しっかりと事前対策する力をつけることができる。

 

どちらも必要な事なんだろう。

 

晴れの日もあれば雨の日もある。
雨が無ければ虹は出ない。

 

光があるから影ができる。
影が無ければ光は見えない。

 

太陽があるから月は輝く。
夜がなければ、月は見えない。


一見悪いように見えても全てには意味があり必要なことなんだろう。


ハワイの大自然はそれを簡単に教えてくれる。

 

 

2019年4月12日〜4月18日

ワイ島7日間 変容の旅 開催!【募集終了】

次回は9月末〜10月を予定しています🌈

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